第24回 「土壌環境監理士」 資格認定試験のご案内

一般社団法人 土壌環境センター
1.はじめに
 (一社)土壌環境センターでは、土壌・地下水汚染の調査・対策事業が適切に推進されるためには、 技術のみならず法律および環境保全に関し広い見識を有した人材による監理が必要であると考え、 「土壌環境監理士」資格を制定し、平成14年より認定試験を実施してまいりました。
 本資格制度は、土壌・地下水汚染に係る調査、対策等に関する正しい知識・判断力を備え、 土壌・地下水環境保全分野で社会に信頼されうる人材を認定することを目的とし、継続教育の履修を義務付け、 この分野での技術の向上と発展に寄与することを目指しており、令和5年度までの合格者は542名となっております。
 土壌汚染対策法に基づく技術管理者が土壌汚染状況調査の管理・品質の確保を担うのに対し、土壌環境監理士は土壌・地下水汚染調査から対策工事までを総合的に監理して品質を確保することが特徴です。
 また、「土壌環境監理士」は、令和4年2月に国土交通省の「公共工事に関する調査及び設計等の品質確保に資する技術者資格」に登録されました。 公共工事発注者は、登録を受けた技術者資格を有する者を公共工事に関する調査及び設計等に関して必要な知識・技術を有する者として評価し、十分な活用を図っていくこととなります。 これにより、土壌環境監理士の社会的地位の向上や活躍の機会の拡大が期待されます。
 是非この機会に、多くの方が「土壌環境監理士」資格認定試験にチャレンジされることをお勧めします。

2.「土壌環境監理士」に必要とされる主な知識・技術
項 目
知 識 ・ 技 術 の イ メ ー ジ
安 全
現場作業者と周辺環境の安全に配慮できること。
法 律
土壌・地下水汚染関連法、及び関係する法律等についての知識を有すること。
環境保全
土壌・地下水汚染による環境リスク(健康、生活)の概念について理解していること。
土壌・地下水汚染の調査対策実施における周辺環境保全のための手法について理解していること。
基礎知識
水文・水理・地質及び汚染物質等の基礎知識を有すること。
調査・計画
計   画:サイトの特性、調査の目的を踏まえた適切な調査計画が立案できること。
調査実施:調査実施に必要な機器を知っており、適切な調査・分析方法が選定できること。
評   価:汚染実態等に関して適切な判断ができること。
対 策
計   画:条件(費用配慮、環境配慮を含める)に応じた適切な対策手法を立案できること。
対策実施:対策工法についての必要な知識を有すること。
評   価:浄化完了を適切に確認できる知識を有すること。
コミュニケーション
住民、施主、施工者、行政とのコミュニケーションをとる方法について知識を有すること。

3.主 催   一般社団法人 土壌環境センター

4.試験日程
筆記試験 日 時: 令和6年9月7日(土) 13時〜17時
  試験場: 東京都千代田区麹町4丁目5番地 KSビル3階
一般社団法人 土壌環境センター
面接試験 日 時: 令和6年11月16日(土)(予定)筆記試験合格者のみ
※場所・時間については、筆記試験の合格通知時に通知します。

5.受験資格
  
第24回土壌環境監理士資格認定試験の受験には、令和6年5月31日において次に示す(1)実務経験と(2)資格等の要件を同時に満たしていることが受験資格となります。
 (1) 実務経験
   ア  土壌・地下水汚染の調査・対策に関する実務経験が3年を超える者
   イ  大学院の土壌・地下水汚染調査・対策の研究期間が3年を超える者
   ウ  ア及びイの期間の合計が3年を超える者

 (2) 資格等
   ア  土壌汚染対策法で定める技術管理者試験合格者
   イ  技術士登録者であって、次に定める技術部門・選択科目の者
     (1) 建設部門(選択科目:「土質及び基礎」又は「建設環境」)
     (2) 応用理学部門(選択科目:「地質」)
     (3) 環境部門(選択科目「環境保全計画」又は「環境測定」)
     (4) 衛生工学部門(選択科目:廃棄物管理)
        なお、技術士の技術部門、選択科目で統合、名称変更等があったものは、
        現技術士制度に引き継がれた技術部門、選択科目に読み替えるものとします。
   ウ  水質関係第1種公害防止管理者試験の合格者
   エ  土壌・地下水汚染に関する研究で学位を得た博士号(工学)取得者
   オ  一般社団法人土壌環境センターの土壌環境保全士の資格を継続して6年以上保有している者


6.試験内容 
  (1) 筆記試験
 前述2.「土壌環境監理士」に必要とされる主な知識・技術を有することを確認します。
 筆記試験の解答はすべて記述式です。解答文字数は、問題により異なりますが、
 1つの設問について400字〜1,200字とします。試験全体では概ね3,600字です。
  (2) 面接試験
 筆記試験合格者に対し、口頭試問により土壌環境監理士にふさわしい経験と業務遂行能力を
 有しているかを確認します。 


7.受験申込 
  「受験の手引き」に則り、「受験願書」「業務経歴書」「業務経験書」「指定資格の登録証等の写し」及び「写真票・銀行振込票貼付票」に必要事項を記載(銀行振込票・写真を貼付)し、ご自分の宛先を記載した封筒(長形3号・84円切手貼付)、 郵政はがき各1枚と共に申込用封筒(角2:A4書類用)にて(一社)土壌環境センターまで郵送(簡易書留)により提出して下さい。
 ※昨年度までは技術管理者証の写しを添付していただくことで「業務経歴書」の提出を不要としていましたが、令和4年度より、全ての方に「業務経歴書」を提出していただくことになりましたのでご注意ください。

 提出前には、提出書類チェックシートをご利用のうえ不備の無いことをご確認下さい。

受験願書等のダウンロード
download 受験の手引き (PDF)
download 記入例(受験願書・業務経歴書・業務経験書・写真票 銀行振込票貼付票)  (PDF)
download 「受験願書」  (Excel)  (PDF)
download 「業務経歴書」  (Excel)  (PDF)
download 「業務経験書」  (Excel)  (PDF)
download 「写真票・銀行振込票貼付票」  (Excel)  (PDF)
download 提出書類チェックシート  (PDF)


8.受験申込受付期間
  令和6年6月3日(月)〜7月31日(水)
  
※受験申込は郵送(簡易書留)のみとします。7月31日までの消印があるものを受け付けます。

9.受験料
  ¥18,850(消費税10%含む)
   ※納入された受験料は理由の如何を問わず返還いたしません。

10.その他
  本資格認定試験に関する講習会などは、現在のところ行う予定はありません。
  なお、第23回までの試験問題については、(一社)土壌環境センターのホームページにて
 公開しております。
    → 試験問題(第1回〜23回)

11.問い合わせ先
    (一社)土壌環境センター 事務局 資格制度担当者
       〒102-0083 東京都千代田区麹町4丁目5番地 KSビル3階
            TEL 03-5215-5955   FAX 03-5215-5954
            e-mail:shikaku@gepc.or.jp


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