平成22年の土壌汚染対策法の改正により、自然由来による汚染土壌が法の対象になりました。そのため土壌環境センターでは、法の適用を受けない汚染土壌や自然由来重金属等含有土壌・岩石について適正な利用を推進するべく、具体的な利用方法を見出すことを目的に活動を行いました。さらに、平成29年にはリスクに応じた規制の合理化等を含む新たな改正が行われたことから、平成30年度からはその内容を反映させた部会活動に取り組みました。 部会活動の内容 ■自然由来重金属等含有土壌・岩石の適正な利用に関する検討部会(平成30〜令和2年度) 法の適用を受けない自然由来重金属等含有土壌・岩石に対して、利用場所の条件に応じた有効利用の具体策や、適正利用の普及・推進方法について検討し、「自然由来重金属等含有岩石・土壌の適正利用に関するガイダンス〜利用場所の環境保全を考慮した有効活用の推進に向けて〜」(案)を取りまとめました。 ■汚染土壌等の適正な利用に関する検討部会(平成28〜29年度) 適正利用の参考情報をまとめた「利用×管理マトリックス表」の作成及びケーススタディの実施により、適正利用に際しての課題抽出を行いました。また、適正利用を推進する方策を検討しました。 ■汚染土壌等の適正な処理及び利用に関する検討部会(平成26〜27年度) 法の適用を受けない汚染土壌や自然由来重金属等含有土壌・岩石を対象とした文献調査による現状把握や対策事例の情報収集ならびに適正利用に対する課題抽出を行いました。 |
■自然由来重金属等含有土壌・岩石の適正な利用に関する検討部会(平成30〜令和2年度)
自然由来重金属等含有土壌・岩石の適正利用方法の検討
門間聖子・峠和男・森岡錦也・清水守・中村和弘・自然由来重金属等含有土壌・岩石の適正な利用に関する検討部会
第26 回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会講演集,S1-01(2021)
自然由来重金属等含有土壌・岩石の適正利用支援ツールの検討
長谷川怜思・熱田真一・奥村正孝・湯浅忠・門間聖子・自然由来重金属等含有土壌・岩石の適正な利用に関する検討部会
第25回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会講演集,S4-19(2019) ■汚染土壌等の適正な利用に関する検討部会(平成28〜29年度)
自然由来重金属等を含む土壌や岩石の適正利用に係るケーススタディ
奥村正孝・熱田真一・峠和男・須藤泰幸・門間聖子・汚染土壌等の適正な利用に関する検討部会
第24回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会講演集,S2-15(2018)
自然由来重金属等含有土壌・岩石への対応事例と適正利用に関する考え方
金澤孝仁・門倉伸行・門間聖子・有馬孝彦・汚染土壌等の適正な利用に関する検討部会
第23回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会講演集,S1-16(2017) ■汚染土壌等の適正な処理及び利用に関する検討部会(平成26〜27年度)
汚染土壌等の適正利用に関する考え方
有馬孝彦・門倉伸行・吉村雅仁・門間聖子・秦浩司
第22回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会講演集,S1-11(2016) |
1.部会名:汚染土壌等の適正な利用に関する検討部会
2.部会名:汚染土壌等の適正な処理及び利用に関する検討部会
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