広報分科会よりのメッセージ
最近環境汚染で話題となっているといえば、環境ホルモン(内分泌撹乱化学物質)ではないでしょうか。環境ホルモンについては一説には男性がいなくなってしまうともいわれていますが、研究中ということもありまだまだ馴染みがないといっても過言ではないでしょう。内分泌撹乱化学物質として疑われている物質として「PCB」、「DDT」、「ダイオキシン」等約70種ともいわれています。
2年前の8月に土壌・地下水対策の進展を図ることを目的に設立された当センターですが、重金属や有機塩素系化合物による汚染対策が、官民協力のもとに法整備や普及活動を通して、地道ではあるが着実に進められてきています。しかしながら、国内ではまだまだ土壌、地下水汚染が潜在化していることも事実でさらなる対策が求められてくるものと思われます。このような状況下で、新たに「ダイオキシン」や聞きなれない「環境ホルモン」まで舞台に登場してきたとなると、汚染対策に係わる官民の担当者のみならず、住民と一体となって正確な知識を備えるとともに、英知を結集した対策を講じてより良き国土を保全する必要があります。そのために、当センターに求められる役割はこれまで以上に重要となることが予想され、国や自治体をはじめ会員メンバーのさらなるご協力をお願いいたします。        (広報・教育委員会広報分科会)