企画委員会からのメッセージ



  今月号から、この欄が「委員会からのメッセージ」に改題され、初稿を企画委員会が担当します。企画委員会には、2つの常設部会と2つのWGが設けられています。主として、センター会員へのサービスの提供を念頭に活動を行っています。
  最重点テーマは、土壌環境分野での市場規模を把握することで、今年が9年目となり、改正土壌汚染対策法下での最初の調査結果がでてきます(10月中に公表予定)。我々企画委員会としても、大いに興味が引かれるところです。東南アジアにおける土壌法の整備状況も、会員が関心を示す課題ととらまえ、ウォッチングを継続しています。
  また、ここ数ヶ月の会員の目線は、東北地方太平洋沖地震に起因する土壌汚染の問題にあると思われます。大津波による未曾有な規模の水田の塩害、海成へドロの堆積、燃料タンク・漁船等からの漏油等が挙げられます。更には、被災した原子力発電所からの放射性物質による土壌汚染も深刻な社会問題になっています。いずれの問題も、早急に解決しなければなりません。企画委員会では、鋭意、情報収集と分析や的確な状況把握に努め、新しくスタートさせた「ニュースヘッドライン」等を介して、会員に対し、まず正しい情報を素早く届けることにも注力するとともに、センターとしてできる対策の提案や新技術に関する技術開発の推進にも寄与できればと考えております。
(企画委員会)