広報分科会よりのメッセージ



  家畜伝染病・口蹄疫の感染が春に確認されてから、宮崎県で拡大し、事態の長期化から全国的に感染のリスクが懸念されている。感染確認は、2000年に今回被害が発生した宮崎県と北海道で確認されて以来のことだという。
  口蹄疫は、直径約24nmの球形をしたウイルスによって引き起こされる牛や豚などの偶蹄類動物の急性伝染病で、その感染力は、空気感染・飛沫感染を可能とするほど強力で広範囲に広がるという。初動対応の遅れから6月中旬で約30万頭が殺処分対象(ワクチン接種含む)となり、宮崎県では「非常事態宣言」まで出され、外出の自粛や公共施設の閉鎖等の事態となった。発症地域では、国、県、市町村、農業団体等が一丸となり、早期発見と隔離、殺処分、消毒作業と懸命の防疫措置に追われているが、終息の兆しはみえていない。
  一日も早く事態が終息し、農家の再建を願うばかりである。
(広報・教育委員会 広報分科会)