編 集 後 記

  突然私の執務机の前に娘がやってきた。娘と私は同じ会社の先輩後輩であるが、娘は入社したての新米だ。自宅で見ている娘はずいぶんと子供で頼りなく見えるが、外で見るとずいぶんと大人びてしっかりしているようにも見える。目がきらきらしていて仕事も面白いと言う。それにしても昨今の不景気は深刻だ。なかなか回復の兆しが見えない。学生の就職活動も大変だ。テレビで、ある大学の就職担当者が、「今年はとにかく就職が決まればいいほうで、自分の希望する職種に就職できる人はごくわずかではないか」とコメントしていた。何時の時代にあっても、若者が希望を持って、将来に夢を持ちながら仕事ができる、そんな環境でなければならない。元気な日本でありたい。我々先輩の責任は大きい。
(広報・教育委員長 佐藤和郎)