広報分科会よりのメッセージ



  皆様、新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
さて、新年を迎えても世界恐慌ともいうべき大不況に世界中が翻弄され続けています。サブプライム問題に端を発したアメリカの金融・証券経済の破綻があっという間に全世界に広がり、日本でも金融不安が大幅な株安・円高を招き、それが実体経済にも大きな影響を与えています。世界経済の脆弱さを目の当たりにした出来事でした。
  ところで、初代新幹線の“0系”車両が、44年間のお勤めを終えて現役を退きました。東京オリンピックにあわせて開業した新幹線は、“夢の超特急”と呼ばれた日本の高度経済成長の象徴的存在であり、団塊の世代の退職と時を同じくしての引退に、やや感傷的に報道されているきらいがあります。しかし、一方で0系新幹線は技術立国日本の象徴でもあり、その高速性能のみならず正確性・高い安全性は、脈々と次の世代の新幹線に受け継がれて発展を遂げています。
  新たな年を迎えるにあたり、土壌環境センターもその技術力と信頼性を損なうことなく、活動を次世代に継承していくべく決意を新たにしたいと思います。
(広報・教育委員会 広報分科会)