編 集 後 記

  大台ケ原に降る雨のテレビ番組を見ました。
  東京の一年分の雨が、わずか1日で降ることもあるという日本一の豪雨を、地元では“棒雨(ぼうあめ)”と呼ぶようです。
  この棒雨を超高速度カメラで捉えた映像が大変印象的でした。深い森林の緑を背景に、無数の球形の水滴が、きらきら光りながら、目の前を静かに上から下に移動していく。自然現象というよりはむしろ幻想的ともいえる画面に、しばし見入ってしまいました。

(広報分科会  荒井 正)