「第14回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会」報告

  「第14回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会」が6月25日(水)、26日(木)の2日間、埼玉会館 (さいたま市浦和区高砂)で行われました。今回の研究集会は、実行委員長に(社)地盤工学会副会長の末岡徹氏を迎え、(社)地盤工学会、日本地下水学会、(社)日本水環境学会、廃棄物学会 、(社)土壌環境センターの主催で行われ、環境省、埼玉県をはじめとする17団体の後援をいただきました。
  開催期間中は、726名と過去最多の参加者が集まり、165件の多岐にわたるテーマの発表が、例年通り口頭発表及びポスター発表によるハイブリッド形式で行われました。
  発表内容は、対策件数の増加傾向を反映して、基礎的研究に限らず、実サイトでの対策結果に基づいた報告やバイオレメディエーション・不溶化などの原位置での措置など関心が高い内容が多く、ポスター会場では、質疑応答による活発な意見交換が行われました。
  また、各セッションのプログラムは調査技術や浄化技術などのジャンルがバランスよく混在した構成になっており、発表者も企業、行政、学術関係者など幅広く、参加者は自らの専門に限らず、情報収集や知的刺激を受けることができたと感じました。
  なお、研究集会に先立ち前日の24日には「自然的原因による重金属汚染への対応」をテーマにプレワークショップが、25日発表終了後には懇親会が多数の参加者を集め、盛況に開催されました。
  来年の研究集会開催は、名古屋で6月18日(木)、19日(金)の2日間が予定されていますのでご参加をお願いします。なお、詳細は今後、当センターホームページでお知らせします。

第14回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会1
第14回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会2