「第13回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会」報告

 「第13回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会」が6月5日、6日の2日間、京都大学百周年時計台記念館で開催されました。今回の研究集会は、実行委員長に立命館大学エコ・テクノロジー研究センター長の武田信生氏を迎え、廃棄物学会、(社)地盤工学会、
日本地下水学会、(社)日本水環境学会、(社)土壌環境センターによる主催で行われ、その他環境省をはじめとする17団体の後援を頂きました。
  開催期間中は、天候にも恵まれ、約650名の参加者が集まり、168の多岐に渡るテーマで、例年通り口頭発表及びポスター発表の形式で発表が行われました。
  発表内容は、対策件数の増加傾向を反映して、実サイトでの対策事例や、リスクアセスメントに関するものなど、実務的な内容が増えたこともあり、ポスター会場では、質疑応答による活発な意見交換がなされていました。
  また、各セッションのプログラムもジャンル、対象物質、産・官・学等がバランスよく配分され工夫された構成となっていたので、参加者の方々におかれましては、効率的な情報収集の場となったのではないでしょうか。
  来年は埼玉での開催予定となっております。今後とも皆様の本研究集会での発表、討論、懇談による情報の交流が土壌環境問題への取り組みに役立たれることを願っております。