「土壌環境リスク管理者」 講習会

  10月20、21日の両日、土壌環境リスク管理者資格の第9回認定講習会と試験が名古屋市商工会議所にて行われた。講習会に先立ち「不動産と土壌汚染」と題して、(財)日本不動産研究所の山本忠氏による特別講習が行われた。引き続き
  (1) 概論(環境リスクと企業経営など)
  (2) 環境サイトアセスメント(実務手順など)
  (3) 土壌・地下水汚染の基礎知識(調査の進め方など)
についての講習があり、最後に筆記による確認試験で終了した。
  本資格は主として企業の環境管理者や不動産管理者を対象に(1)土壌・地下水汚染の周辺
への拡散を未然に防止し、また、(2)土地の資産価値を維持向上させるために、土壌汚染が懸念される工場、事業場敷地の土壌汚染状況を自ら把握するために必要な知識と汚染対策拡散防止に関する基礎知識を持つ人材の育成を目的としている。今回の受講者(112名)はその大半が工場関係者であり、土壌汚染問題に関する関心の高さが伺われた。次回は来年2月に東京で開催の予定である。
「土壌環境リスク管理者」 講習会