広報分科会よりのメッセージ



  21世紀は「環境の世紀」といわれることがあります。これまで人類は利便性を追求する余り、大量生産、大量消費、大量廃棄を繰り返して来ました。その結果、地球環境の破壊が進み、社会生活に影響を及ぼすようになりました。ようやく我々は環境の大切さに気付き、環境に配慮した社会を作ることの大切さを認識し始めました。今年は、待ち望んでいた土壌に関する環境規則もようやく法律として施行され、日本も環境先進国の仲間入りを果たすことが出来ました。
  ところで、今年の夏は一体どうしたのでしょうか。記録的な冷夏、局地的な豪雨、台風の襲来が社会生活に大きな影響を与えました。冷夏は家電品、夏物衣料の販売不振、農作物への影響、レジャー産業の不振等を引き起こし、経済面でのマイナスは挙げたら切りがありません。また、豪雨や台風は崖崩れを発生させ家屋を倒壊し、多くの人命を奪い社会生活を脅かしました。
  これらは単なる自然現象なのでしょうか。つい、これらの現象を自然環境破壊と結び付けるのは考えすぎでしょうか。
(広報・教育委員会 広報分科会)