平成13年度 調査研究成果発表会報告


 平成14年7月12日(金)、昨年に引き続き四ッ谷区民ホールにて、当センターの平成13年度の調査研究成果発表会が行われました。当日は台風8号が通り過ぎた直後で、朝から約250名のご参加をいただき、和歌山県や兵庫県など地方自治体の方も20名ほどお迎えすることができました。
 報告会は朝10時より始まり、まず当センターの佐藤専務理事より「会員企業の皆様には日頃よりセンターの研究活動に貴重な時間をボランティアでご協力頂き、この場を借りて心より感謝を申し上げます。」との挨拶がありました。
 その後7月1日より着任された環境省土壌環境課の由田課長から「土壌汚染対策法の来年1月施行に向け9月中旬から10月初旬には政省令を出すべく準備を進めています。今後ともセンター会員の皆様にはご協力を宜しくお願いします。また、この研究成果発表会は一つの技術的進展を示すもので、大変有意義なものであるとともにセンター会員の皆様のますますのご発展を祈念いたします。」とのお言葉を頂きました。
 引き続き各委員長の司会により全部で12件の研究成果発表が行われました。発表テーマは次の通りです。
・MNA(科学的自然減衰)に関する研究
・ISO14015等(サイトアセスメント)の検討
・土地用途区分と汚染土処理基準に係わる検討
・ISO/TC190の検討
・重金属不溶化処理土壌の長期安定性の検討
・センター成果(報告書)のデータベース化
・営業支援データベース
・グローバルネットワークに関する報告
・汚染土壌の移動管理に関する検討
・情報提供及び相談サービスに関する報告
・土壌環境センター技術ニュース ・土壌環境
 ニュース発行に関する報告
・資格制度に関する紹介(土壌環境監理士、
 土壌環境保全士)  
 研究テーマが多いため、1件の発表時間は15分程しかなく1年間の研究成果をご説明されるにはあまりにも時間が短く、概要のみをお話いただきました。
 平成14年度も引き続き多くの調査研究が行われます。新規に調査研究が行われるテーマもいくつかあるようです。
 土壌環境ニュースでは今後もいくつかのテーマについて調査研究の紹介を行っていきたいと考えています。
 発表会終了後には懇親会が開催され30名余の方々がビールを片手に話に花を咲かせていました。