センター主催の資格試験を追加創設


  土壌環境センターではすでに土壌環境保全士(安全関係)の講習・資格認定試験を実施しているが、今年度は新たに土壌環境監理士の資格認定試験と土壌環境リスク管理者の講習・資格認定試験を行うことにしている。

土壌環境保全士(安全関係)
  土壌・地下水汚染調査対策事業を行う際に、作業員の安全を確保する観点から、事業関係者を対象にした4日間にわたる講習会を実施し、最終日には筆記試験を行い、合格者には資格認定証を発行するものである。平成12年以来これまでに4回実施し、資格取得者は170名余りである。救命実技講習を実施する関係で過去4回は募集人員を45名程度とせざるをえなかった。次回(7月29日〜8月1日)からは、募集定員70名に増員する体制で臨んだが、いまだに要望に応じきれず会員の皆さまにはご迷惑をお掛けしている状態が続いている。今後は一定の受付期間を設け、定員を超えた場合は抽選にするなど、改善策を検討中である。

土壌環境監理士
  本資格制度は、土壌・地下水汚染に係る調査・対策の計画立案能力を有する人材の認定を目的としている。平成13年度中の実施予定がようやく実現の運びとなった。第1回の試験は、筆記試験が平成14年8月4日、筆記試験合格者のみ面接試験を平成14年9月23日に行なう。詳細はホームページ(第1回 「土壌環境監理士」資格認定試験 案内) を参照されたい。

土壌環境リスク管理者
  本資格は、周辺の土壌・地下水汚染を未然に防止し、また、土地の資産価値を維持、向上させるために、土壌汚染が懸念される工場、事業場敷地内の土地の汚染状況を自ら把握するための基本的な知識と汚染拡散防止対策に関する予備的知識について講習し、試験に合格した者を認定するものである。これまで土壌環境保全士(技術関係)としていたものを、名称変更したものである。
受験対象者:
  1) 工場、事業場内にあって、自ら敷地内の土壌環境のリスク管理に従事する者
  2) 工場、事業場外にあって、当該工場、事業場敷地内の土壌環境リスク管理に
    関連する事業に従事する者
  3) 土壌汚染調査対策事業者

  第1回の講習・試験の実施時期は当初平成14年9月を予定していたが、若干遅れる見込みである。