講 習 会 報 告


土壌環境保全士(安全関係)
 2月26日〜3月1日に亘り、仏教伝導協会において土壌環境保全士(安全関係)の第4回講習会が開催された。前回同様、申し込みが殺到し、受付開始からわずか30分で満員となる反響ぶりであった。
 内容は安全に関する授業と救命講習、ならびに筆記試験で構成されており、4日間にわたるハードなスケジュールであった。最終日の筆記試験合格者にはセンターから自主認定資格が与えられる。
 受講者は資格取得に向け一同熱心に受講され、熱気に溢れた真剣な姿が見られた。
 次回は7月を予定しており、定員の増員も目下検討中である。



特別講習会
 2月22日、(社)土壌環境センター主催の特別講習会「東京都新条例の土壌汚染に係る指針について」および「油による土壌・地下水汚染の調査・対策技術〜自主事業報告書の説明」が有明・東京ビックサイトにおいて140名の参加者を得て開催された。
 はじめに、東京都環境局蓬田健兒氏から条例の届け出について説明があった。東京都では、「東京都公害防止条例」及び同上施行規則を全面改正して「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例」及び同条例施行規則を制定し、土壌汚染対策に関する条項については昨年10月1日から施行している。届け出事例に即した具体的な説明で参加者のみなさんには納得がいくものであった。
 午後は当センターの「油対策検討部会」で進められてきた「油による土壌・地下水汚染の調査・対策技術」自主事業報告書の説明が、油対策ハンドブック編集委員会担当者により行われた。成果物は昨年12月に発刊され会員各社には送付されている。内容についてより一層の理解を深めていただくため、スライドを交え、まとめに至るまでの経過も含めた具体的な報告が行われた。
 出席者からは実務経験による具体的な質問が活発に飛び交い、関心の高さを伺わせた。