広報分科会よりのメッセージ


 21世紀を迎え、過ぎ去った100年を振り返ってみると、20世紀が人類の歴史の中で、極めて大きな変化のあった期間であったことに気付かされる。2度にわたる世界大戦、共産主義国家の出現と没落、宇宙旅行の実現、コンピューターの普及など、様々な事象が一国、一地域に留まらず、世界規模、地球規模に波及した。
 この中で多くの人々があげる前世紀にやり残した問題に、民族対立、宗教対立、戦争、貧困と並んで環境問題がある。環境も地球規模の問題であることはいうまでもない。
 過ぐる20世紀は、人類の生活活動の飛躍的増加に伴い地球上に従来から存在する物質による汚染環境に加えて、化学工業の進展による、地球上に存在しなかった化学物質が新たに合成された100年間であった。それらは人類の生活を豊かにした反面、環境問題を惹き起こした。特に土壌、地下水汚染は、水質汚濁、大気汚染と異なり、人々の目に触れにくく、その汚染の程度が深刻化するまで看過されがちであった。
 前世紀の負の財産である困難な課題のひとつが我々の目前にある。新世紀の始めにあたり、センターが人類共通の課題に重要な役割を担っていることを痛感する。この目標を達成するために、時代の変化に適応してセンター自身も脱皮し改革を進めていかなければならない。
 本分科会もその役割の一翼を担っていければと願っている。

                                     (広報・教育委員会 広報分科会)