広報分科会よりのメッセージ


 土壌・地下水浄化の市場は、環境ISOの取得事業所数に比例して、毎年増加している。新たな土壌・地下水汚染は、環境保全の高まりや規制強化により減少しているのにもかかわらず、市場が増加しているということは、当然ながら浄化対応されていない所が多いということでもある。 自らが汚染してきた過去の負の遺産に対しては、大きな負債を抱えているわけだが、これを逆にビジネスとして取組もうと、土壌・地下水浄化への関心が高まり、市場が拡大基調にあることから、競争が激化してきている。 われわれがまず考えなければならないのは、大きなビジネスチャンスがこの分野に横たわっているということと同時に、人類自らが汚染してきた事実をもっと厳粛に受け止め、将来の子孫のために、安全で健康な地球を残していくという理念を再確認していくことではないだろうか。センターはこれらの啓蒙を行なっていく重要な役割を、これからもより一層果たしていくことが求められ、広報分科会もこの一翼を担っていければ幸いである。

                                     ( 広報・教育委員会 広報分科会)