平成10年度 調査研究成果発表報告

   平成11年10月1日(金)三田NNホールにおいて平成10年度調査研究成果発表会が開催された。

1.発表会式次第

会挨拶 (社)土壌環境センター 専務理事 兒玉 利昭
環境庁挨拶 環境庁水質保全局土壌農薬課 課長 西尾 健
環境庁挨拶 環境庁水質保全局地下水・地盤環境室 室長 岩田 元一
総合司会 (社)土壌環境センター 常務理事 美坂 康有
閉会挨拶 (社)土壌環境センター広報・教育委員会 委員長 伴 建一郎

 2.発表テーマ
請 負 事 業 自 主 事 業
土壌中のダイオキシン類対策技術検討委員会
土壌中のダイオキシン類対策技術海外状況調査
地下水浄化汎用装置の開発・普及調査
土壌環境情報解析調査
土壌汚染対策費用調査
基準外物質対策技術調査
油の暫定目標と対策技術調査
土壌・地下水汚染の調査及び対策実務

 発表会には、ご多忙の中、環境庁水質保全局から西尾課長・岩田室長が臨席され,会員企業からはおよそ130名の参加があった。
 まず、兒玉専務理事より「自主事業が多くなっており、非常に活発な活動が行われている。今後も事業推進の基盤となる開発・研究調査を行い、会員の仕事の一助となるような活動にもっていきたい」、との開会挨拶があり、次いで環境庁西尾課長から「最近、土壌・地下水環境に対する世間の関心が高くなっており、社会的な変化がここにきて見られている。これある種の追い風と考えられ、今後もさまざまな課題の解決に向けてセンター並びに会員の皆様の力を結集していただきたい」という挨拶があった。環境庁岩田室長からは「複合汚染の浄化対策、地下水の硝酸性窒素問題対策および土壌汚染調査方法について経済的で効率的な技術対策が求められているので、今後も積極的に技術開発に取り組んでもらいたい」という挨拶の後、美坂常務理事の総合司会で、発表会が開催された。
  発表テーマは大別してセンター請負事業と自主事業があり、それぞれのテーマ毎に平成10年度の調査研究成果を各担当者がOHPを用いて発表した。内容は困難なテーマにもかかわらず、わかり易くまとめられており、意欲的に取り組まれている様子がうかがわれ、非常に興味深いものであった。また、会員からの要望もあり、新しい試みとしてセンター事務局がどのようなことを行っているのかについて発表があった。発表後の質疑応答では活発な意見が交換され、非常に盛り上がった発表会となった。最後に伴広報委員長から「非常に興味深い情報がたくさんあり、こういった情報の外部への発進については今後、広報で考えていきたい」という挨拶があり、閉会した。