役員及び委員会委員長からのメッセージ


副会長 高部 素行
捨てない汚さないのリサイクルの環が、また再び、家庭レベル、地域レベルは言うに及ばず、地球レベルで回りだしつつある。身近な物から造り、肥料や燃料として身近に返す年配の人ならつい先日までやったリサイクルつは、環が繁がりや大きさは比べようがない巨大で、複雑なシステムとなろうが。
足元の汚れを気にしないではなかったが、1世紀近く、ひたすら走り成長してきた。いま、このままでは肝心の生存の基盤が怪しくなていることに気づいた。借金と同じで土の汚れは水や風を介し拡散し膨らむ。しかし、残念ながらこれはリサイクルの環に乗らない負の遺産である。拡散を止め、さらには元本を零にすることが焦眉の急である。我々の祖先が営々を土作りに注いだ汗水を思えば、たやすいと自らを奮い立たせたい。

副会長 嶺 辰紀
当センターも4月に設立以来、先日の第1回総会を経て、各委員会にていよいよ具体的な活動を開始して頂いております。前進のフォーラムから数えると3年余、土壌汚染という狭いが、先端的で深いテーマに関し、効果的に諸事情を進めることができる体制が発足した訳で、我が国における市街地土壌汚染対策の推進と言う、所期の目的に向けて会員の皆様方とともに努力してまいる所存であります。
土壌汚染問題は、工学のみならず、法学・経済学・社会学等広い分野に関係しており、この分野における調査・研究とともに、多方面からの活発な論議を踏まえて、会員各位が有機的に交流できますよう期待しております。

専務理事 運営委員長 児玉 利昭
6月18日第1回総会において、平成8年度事業の実施計画が決定され本格的な活動に入ることになりました。その推進にあたり、専務理事として日常的な活動を統括することになり、その責任の重大さに身の引き締まる思いであります。
また私が担当することになりました運営委員会は当センターの事業計画、収支予算、決算等の理事会討議事項のほか、センターの業務運営に係る重要事項について審議することを目的として設置され運営していくこととなりました。今後は4委員会との連携をとりながらセンター事業の円滑な遂行を図るため努力してまいります。会員の皆様方のご協力をお願いし致します。

常務理事 技術評価委員会委員長 美坂 康有
土壌環境センターは、平成8年4月に発足以来、総会の開催、事務局の機能整備や委員会・部会の編成等比較的順調に立ち上がってまいりました。これもひとえに環境庁のご指導と会員の皆様のご協力の賜物と厚く御礼申し上げる次第であります。
今後は、社会的に認知度の高い公益法人として、従来のフォーラムに比較して非常に大きな責任を果たさなければならないと考えております。
当面の課題としては、当法人の機能を明確にして広く社会に対して示すこと。会員各位がなるべく広くかつ多く貢献される機会を持たれるように運営していくこと等が重要かと考えられます。
環境庁のますますのご指導よろしきを得ながら、会員の皆様のご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

事務局長 阿部 辰也
「どジョウ環境センターでございます」がやっとスムーズに言えるようになった。日頃環境問題に携わっている方ならば「どジョウ環境」といえばピーンとくるが、そうでない一般の人々は、笑い声ではないがヒゲのある土鰻(鰌)の姿が浮かび残念ながら土壌汚染のこわさを描くひとは少ない。大気汚染等の公害はすぐに苦情が表面化し対応策がたてられる。しかしタチの悪い土壌汚染が顕在化したとき、その対応策の難しさは技術的にも毛剤的にもそのことの大きさに驚く、陰にこもった公害、これと取り組むセンターの役割は大きくその責任は重い、難しい仕事をこなす潤滑油としての機関紙、会員の意志疎通を計る楽しいニュース紙として発展していくことを希望します。

企画委員会委員長 加藤 益雄

貴重な環境資源である土壌に対して、不可逆な障害を与えないように最大限に配慮すること、及び既に障害が与えられた場合にその修復を行うことは、次世代に対する義務と考えます。
企画委員会は、公益法人たる土壌環境センターの円満かつ効率的遂行を図ることを目的として発足いたしました。この目的を達成するため、次に揚げる業務を広範かつ長期的視点に立って行って参ります。
1、中・長期にわたる事業企画の立案
2、事業分野の充実、拡張等の検討提言
3、情報収集、調査方針等の検討及び国際交流方針の検討
4、委員会等センター組織間の調整についての検討
5、他の委員会に属さない事項についての検討
今後とも皆様の御協力の程よろしくお願いします。

研究開発委員会委員長 川地 武
土壌、地盤、地下水の汚染が広く認識されてまだ日が浅いが、この分野は現状把握自体が困難を伴うため、全貌が掴みにくい。したがって、我々の認識は森の木一本一本に関するものかも知れない。ひずみの少ない全体像を描くには多くの個別情報と組織的な整理が必要であろう。ともかく、土壌汚染の現状認識を共通のものとし、その対策を模索する中核が出来たことは記念すべきことである。土壌、地盤汚染対策は多分野の境界領域にあり、地質、土壌、地下水、化学、機械、法理、経済などの関係者が共通の課題と取り組むことになる。研究開発委員会の課題は学際、業界領域の宿命であるセンス、スケール、言葉の違いを克服し、環境浄化を地についたビジネスとするための展望を示しことであろう。

広報・教育委員会委員長 塚原 伸一郎

会員の皆様と世の中との懸け橋になりたいと思いますので御協力下さい。
本年度の活動概要を記します。
1、広報分科会(分科会長 斎藤 輝明)
土壌環境センターパンフレット作成
機関誌(土壌環境ニュース)の発行
図書の発行に関する検討
2、教育分科会(分科会長 浦 満彦)
技術講習会(2回東京)
研究結果報告会
技術交流会(2回東京、大阪)
3、自主事業
資格制度に関する検討