資格取得者感想

土壌環境リスク管理者資格を取ってよかったこと
財団法人日本環境協会 事業部土壌環境課 リーダー  藤巻 かな江


  私は、(財)日本環境協会で土壌汚染対策法に関わる助成金交付事業、普及啓発事業、相談業務事業に携わっています。これらの業務を実施するにあたっては、土壌汚染対策法や土壌汚染に関する幅広い知識を必要とするものの、協会は土壌汚染調査・対策の事業者ではないため、複雑な土壌
藤巻 かな江
汚染対策法の流れを整理して勉強する機会や、実際の調査・対策に関する技術的知識の習得の機会はなかなかありませんでした。
  (社)土壌環境センターの「土壌環境リスク管理者」の講習会および資格試験は、私のように調査・対策事業者ではない者にとって、土壌汚染の法律・技術を広く整理して学ぶには大変良い機会でした。詳しいテキストをもとに2日間講習をしていただき、効率よく知識を身につけられたと思います。

土壌環境保全士資格を取ってよかったこと
西松建設株式会社 営業本部 営業第2部営業課 課長  菅野 由人


  現在、民間営業に携わっている傍ら、土壌・地下水汚染に関するお客様窓口として、様々なお客様からの相談を受けております。
昨年4月に改正された土壌汚染対策法では、これまの掘削除去の偏重を懸念し、以前にもまして、土壌汚染の摂取経路の遮断を重視するようにな
菅野 由人
りました。
  しかしながら、これらの対策は、汚染を除去したことにはならないため、お客様の信頼が無ければ実施できません。この信頼を得る上で、客観的な指標となる土壌環境保全士の資格は有効です。
  技術士資格とは別に、汚染に関しても信頼に足る知識・技量を有していることの証明となる土壌環境保全士の資格は、自身が携わる今後の営業で大いに役立つものと思っています。

土壌環境監理士資格を取ってよかったこと
株式会社大林組 エンジニアリング本部 環境技術第一部 環境技術第三課 佐々木 哲男


  現在、私は、土壌汚染調査・対策の計画、実施、報告及び技術指導を主たる業務としています。土壌環境監理士の資格を取得するには、日常業務に必要な土壌汚染に関連する幅広い知識の勉強が欠かせません。例えば、土壌汚染対策法や関連法、調査及び対策の技術的事項、水文・
佐々木 哲男
水理地質や化学などの理工学の基礎、工事上の安全や環境保全、リスクコミニュケーション等の知識です。この資格を取得すると、それらの知識が業務に役立つだけでなく、行政や客先等との打合せ時には、初対面でも資格名が印字された名刺を渡すだけで土壌汚染関連の専門知識を持つ技術者として一目置かれることが多く、業務をスムーズに遂行することができると感じています