「第16回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会」が、6月17日、18日の2日間の日程で仙台市民会館(仙台市青葉区桜ヶ岡公園)において開催されました。今回の研究集会は、実行委員長に(社)日本水環境学会の大村達夫氏(東北大学大学院工学研究科教授)を迎え、(社)日本水環境学会、(社)廃棄物資源循環学会、(社)地盤工学会、(社)日本地下水学会、(社)土壌環境センターの主催で行われ、環境省、厚生労働省、宮城県、仙台市をはじめとする18団体の後援をいただきました。
研究集会では、513名の参加者が集まり、160件のテーマについて口頭発表とポスターによるハイブリッド形式で発表が行われ、ポスター発表会場では質疑応答など活発な意見交換が行われました。発表内容としては、基礎的な研究から原位置化学的酸化分解や生物処理等、実サイトでの対策事例報告まで多岐にわたっており、参加者の方々におかれましては効率的な情報収集の場になったと思われました。今回は環境省水・大気環境局土壌環境課福井陽一氏、岩手大学大学院工学研究科教授中澤廣氏および東北大学大学院環境科学研究科教授土屋範芳氏の三名を講師に迎え、セッションの合間に特別講演が開催されました。また、ポスター会場では、昨年来からの取組として企業展示エリアを併設しました。そこでは、民間企業10社による簡易分析機器やバイオ資材・薬剤などの展示・説明が実施されました。
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