本セミナーは、当センター会員企業の保有する対策実施事例をはじめとする技術全般について一般に紹介することを目的として、去る1月29日(金)に大阪ドーンセンター(大阪市中央区大手前)において開催されました。当センター主催の「土壌・地下水汚染の調査・対策技術の現状」セミナーは、2006年3月に第1回(北トピア:東京)が開催されてから、2007年6月の第2回(大阪産業創造館:大阪)、2009年1月の第3回(四谷区民ホール:東京)に続き4回目の開催になりました。 |
今回のセミナーは16テーマの口頭発表があり、当センター佐藤委員長の開会挨拶に続き、各講演者により15分間の発表が次々と行なわれました。発表では、調査技術や対象物質に応じた原位置やオンサイト・オフサイトでの浄化技術など、現場での適用事例を踏まえた様々な技術が紹介されました。また、会場入口には各社のパンフレット等が用意されましたが、品切れになる資料もありました。参加者は会員以外にも行政や一般の方など163名の方が参加され、最後は当センター細木分科会長による閉会挨拶で盛況の中終演となりました。 |
セミナー会場 |
今後とも各方面に関心を持っていただける企画を心がけていきたいと思います。 発表テーマ一覧表 |
発表テーマ |
企 業 名 |
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1 |
水平ボーリングを利用した原位置土壌浄化システム | (株)熊谷組 |
2 |
土壌処理車(どぜう君)の開発 | KYB(株) |
3 |
PCB汚染土壌の掘削除去から無害化まで | (株)鴻池組 |
4 |
油膜除去剤と油汚染対策技術 | (株)ランドコンシェルジュ |
5 |
原位置VOC分解除去工法の最適化アプローチ | 荏原工業洗浄(株) |
6 |
土壌・地下水の重金属類簡易分析法 | 大成基礎設計(株) |
7 | 現場状況に応じたバイオスティミュレーション法の適用について | パナソニック環境エンジニアリング(株) |
8 | バイオレメディエーションを中心とした原位置浄化手法 | 清水建設(株) |
9 | VOC・油汚染に対する浄化技術 | 前澤工業(株) |
10 | ベンゼンの原位置浄化技術 | 大成建設(株) |
11 | ダイオキシン類および鉛等複合汚染底質の洗浄分級・ 無害化処理技術 |
西松建設(株) |
12 | VOCの微生物分解からみた栄養剤選定の必要性 | 国際環境ソリューションズ(株) |
13 | 幅広い物質と濃度に対応できる分級洗浄処理 「アールキュービック土壌洗浄システム®」 |
(株)大林組 |
14 | 嫌気性バイオレメディエーション法による揮発性有機化合物 汚染地下水の浄化事例 |
栗田工業(株) |
15 | 加熱土壌ガス吸引法(TSVE工法) スチームエアインジェクション法による原位置浄化 |
アジア航測(株) |
16 | ナノ・アスリートによる油汚染土壌の改良工法 | (株)東京カンテイ |