広報分科会よりのメッセージ



  もうすぐ、4年に一度のオリンピックが北京で始まります。メダルへの期待を込めたメディアの報道も熱を帯びてきました。この世界中の関心を集めるスポーツの祭典の開催にあたり、もうひとつ関心を集めてしまったもの、それが大気汚染です。
  マラソン競技においては、欧米の有力選手が早くから大気汚染を理由に不参加を表明し、日本の選手もその対策に頭を悩ませています。開催期間中は、工場の操業や自動車交通量を規制するなどにより、美しい青空が見えることでしょうが、当然の如く、根本的な解決にはなりません。
  今回は、大気の汚染が問題になっていますが、産業排水や廃棄物などによる土壌・地下水汚染も、明らかになってきているようです。この祭典を一つの契機として、更なる「環境問題」への取組が始まることを期待して止みません。