広報分科会よりのメッセージ



  新潟県中越沖地震が発生してから早くも3ヶ月が過ぎ去ろうとしております。地震発生直後は1万人を越える人々が避難生活を余儀なくされました。今でも多くの人が仮設住宅等で不自由な生活を強いられています。
  ライフラインの被害も甚大でした。特に上水道の被害は深刻です。蛇口をひねれば当たり前のように出てくる水、それが私たち日本人の日常です。もし、この水がある日突然、一滴も手に入らないとしたらどうなるのでしょうか。自治体や自衛隊の給水車には、多くの人々が水を得るために並んでいる映像が、何度も何度もニュースで流されました。まさしく命の水なのです。
  「21世紀は水の世紀」と言われています。比較的容易に清澄な水が手に入る日本では、なかなか実感できません。しかし世界に目を向けると、安全な水を十分に手に入れられない国が多く存在しています。
  貴重な地下水をこれからも安全に使用し続けられるよう、土壌浄化を通して地下水の安全を見守って行きたいものです。
(広報・教育委員会 広報分科会)