企画委員会
統計調査部会 |
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統計調査部会は、会員企業を対象とした平成18年度実施のアンケート調査の集計結果を検討の上、実態調査結果としてとりまとめた。土壌環境センターは、この結果を10月10日に公表した。公表対象は、平成17年度における土壌汚染状況調査・対策事業の受注件数、受注高等の実績をとりまとめたデータである。当センターは、これまで土壌汚染対策法施行の前年度にほぼ相当する平成14年度以降の各年度についてアンケート調査をしてきており、今回で計4年度分の調査結果が蓄積されたことになる。以下、アンケート調査結果と解釈上の留意点について述べる。
1.調査方法など留意点 |
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表1 平成17年度土壌汚染状況調査・対策の集計結果表 |
(2)受注高は、合計1,624億円で、調査180億円(11%)、対策1,444億円(89%)であった。ま た、契機別割合については、調査分野は自主が75%、条例・要綱が19%、法が6%であ り、対策分野は自主が68%、条例・要綱が19%、法が13%であった(図2参照) |
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図1 契機別受注件数 |
図2 契機別受注高 |
3.平成14年度から平成17年度の土壌汚染状況調査・対策事業の推移の特徴 |
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集計結果のデータ的特徴をみれば、以下のようにいえる。 (1)土壌汚染対策法の施行(平成15年2月 15日)以降、調査・対策の受注件数、受 注高とも増加傾向にある。 (2)平成17年度は、同法施行前の14年度に 比し、受注件数では3.2倍に、受注高では 2.9倍にそれぞれ増加している(表2参照)。 |
表2 土壌汚染状況調査・対策事業の受注実績 |
なお、増加傾向については、平成15年度から平成16年度への伸びと平成16年度から平成17年度の伸びが著しく、受注件数の伸びや受注高の伸びがアンバランスという気にかかる点がある。しかし、データ的には会員企業の記入データをそのまま集計した結果であり、集計に誤りはないので、データの中身を以下の点からチェックしているのでこれらも考慮して解釈していただきたい。 (1)元請ベースの集計値であるが、ダブりを多少含んでいる可能性があるが、本調査の中で はそれらの定量化はできない。 (2)受注高の前年度の伸びより今年度の伸びが著しいが、今年度の回収数は前年度より 25%程度多く、単純に集計データ量が増えているのは事実である(表3及び図3参照)。 |
(3)受注高では前年度の伸びより今年度の伸 びが著しく、受注件数では前年度の伸び が今年度より著しい結果となっているが、 会員企業の決算期が異なる(3月期決算 以外の会社数が会員数の33%程度)ため データ的に二年度に分散されて集計され 本来前年度相当のデータが今年度に入っ ている可能性があり、結果としてその中に 含まれているデータが受注高、件数の増 大に影響している可能性がある。しかし、 本調査の中ではそれらの定量化はできな い。 |
図3 土壌汚染状況調査・対策事業の規模の推移 |
いずれにせよ、このような気になる点に対して統計調査部会では、調査結果の精度向上をめざして類似調査結果との比較など調査方法の見直し検討を実施しており、その結果を次年度の実態調査票に反映していく予定である。 | 表3 実態調査結果の推移
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