既に土壌環境ニュース第46号でもご紹介したとおり、標記「油汚染対策ガイドライン説明会」が下記の7カ所の会場で開催されました。 この説明会は今年3月末に公表された「油汚染対策ガイドライン−鉱油類を含む土壌に起因する油臭・油膜問題への土地所有者等の対応の考え方−」のフォローアップを目的として、環境省と土壌環境センターが主催したものです。 本ガイドラインの詳細については、説明会で配付された資料に詳しく述べられていますが、従来の環境法令と異なり一律の規制値を定めるのではなく、各場所の実情に応じた「土地利用における生活環境保全」に重点をおいた内容となっています。調査や対策においても、各現場の実情にあわせ柔軟な対応が可能となっている一方で、個別の事例にどう対応するかは、自治体担当者を初めとするガイドライン利用者の間にまだ戸惑いが見られるように感じられます。 今回の説明会では、第一編の「対応の考え |
東京会場受付風景 大阪会場講演風景 |
方」 について環境省土壌環境課の鏑木課長が自ら説明され、その後には第二編の「技術的資料」について、調査、分析、対策それぞれ専門の講師の方々が詳しく解説されました。ガイドラインの作成にたずさわった油汚染問題の第一人者達が直接解説と質疑に応じるとあって、ガイドラインを理解するための絶好の機会になったと思われます。 参加者は7会場合計で約1,700人に達し、東京会場だけでも500人収容の会場がほぼ満席となる盛況ぶりにも、油汚染問題に対する関心の高さが伺えると思います。 なお本ガイドラインは、一般にも頒布される予定です。 |
都市名 |
開催日 |
会場名 |
参加者 |
東京都 |
5月 9日(火) |
三田共用会議所 | 438名 |
大阪市 |
5月16日 (火) |
ドーンセンター | 367名 |
岡山市 |
5月17日 (水) |
岡山コンベンションセンター | 136名 |
名古屋市 |
5月23日 (火) |
ウィルあいち | 327名 |
熊本市 |
5月31日 (水) |
熊本県民交流館パレア | 154名 |
仙台市 |
6月 7日 (水) |
戦災復興記念館 | 163名 |
札幌市 |
6月16日 (金) |
札幌コンベンションセンター | 101名 |