中央環境審議会総合政策部会「意見交換会」報告

  9月27日(火)15:00より経済産業省別館8階会議室にて、中央環境審議会総合政策部会委員と当センターとの意見交換会が開催されました。
  同意見交換会の目的は、環境基本法第15条に基づき平成12年12月に策定された第二次環境基本計画を見直して、新たな環境基本計画を策定するためのものです。国、地方公共団体、事業者その他環境行政との関係が深い団体から、それぞれの環境保全への取組状況を踏まえた第三次環境基本計画に対する意見を聴取し、その結果を総合政策部会における審議の参考としたいとのことです。
  当日は当センターを代表して大林専務理事が出席し、あらかじめ提出した意見書に基づき組織・事業内容を説明し、環境基本計画に関する意見を述べました。その後、質疑に移り複数の委員から質問をいただき、活発な意見交換会となりました。

[参考]
■見直しに当たって既に示されている今後の環境政策の展開の方向
  (1) 環境的側面、経済的側面、社会的側面の統合的な向上
  (2) 環境保全上の観点からの持続可能な国土・自然の形成
  (3) 技術開発・研究の充実と不確実性を踏まえた取組
  (4) 国、地方公共団体、国民の新たな役割と参加・協働の推進
  (5) 国際的な戦略を持った取組の強化
  (6) 長期的な視野からの政策形成

■ 同、個別の事象ごとや領域を横断した取組や政策手段に着目した分野
  (1) 地球温暖化対策
  (2) 物質循環の確保と循環型社会の構築のための取組
  (3) 都市における良好な大気環境の確保に関する取組
  (4) 環境保全上健全な水循環の確保に向けた取組
  (5) 化学物質の環境リスクの提言
  (6) 生物多様性の保全の問題
  (7) 市場において環境の価値が積極的に評価される仕組みづくり
  (8) 環境保全の人づくり・地域づくりの推進
  (9) 技術開発の推進と長期的な視野を持った手法・情報等の基盤の整備
  (10)国際的枠組みやルールの形成への貢献