7月26日(火)14:00より四谷区民ホールにて、MNA(科学的自然減衰)ワーキンググループの研究成果報告会が開催されました。 同ワーキンググループは、当センターが自主事業で行ったMNA部会活動(平成11年度〜14年度)をフォローする形で、実サイトを使っての共同研究を(独)国立環境研究所および(独)産業技術総合研究所と進めており、本報告会は、これらの活動成果を会員企業各社に活用してもらいたいとの趣旨で開催されたものです。 大林専務理事の挨拶に続いて、白鳥部会長他のメンバーから、MNA部会での調査研究の活動状況や各ワーキンググループの活動成果の報告がなされました。 当日は台風7号接近により、あいにくの大雨となりましたが、145名の参加者は熱心に、ワーキンググループの活動成果に耳を傾けていました。 MNAが適用できる条件として、汚染源対策の完了、十分なモニタリングデータの存在、自治体の関与、地域住民とのリスクコミュニケーション、他の手法が適用出来ないこと等が必要であり、安易にMNAを適用してはならない旨を報告者は繰り返し強調していました。消極的な対応と思われがちなMNAですが、厳格なプロトコールに基づいて運用されることで、浄化終了判定の仕組みの中にMNAを積極的に位置付けることができそうです。 |