今年で11回目となる「地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会」が6月16〜18日の3日間にわたり市川市文化会館にて開催されました。主催は日本地下水学会、(社)日本水環境学会、(社)地盤工学会および(社)土壌環境センターの4団体で、他に環境省をはじめとする17団体に後援をいただきました。 梅雨時とあって初日は雨の中でのオープニングとなりましたが、最終的に約700名の参加者が集まり、178テーマ(主催団体発表を含む)について口頭発表とポスター発表のハイブリッド方式で発表が行われました。 発表数こそ昨年度より少なくなったものの、実際のサイトでの問題を扱った事例や、対策の新たな切り口を提示する研究など、地に足のついたテーマが増えてきたように思えます。大学関係の発表や女性発表者が増えてきたのも、土壌汚染対策法の施行後2年半が経過し、土壌環境問題に対する取り組みの裾野が広がってきていることの表れと言えるでしょう。 発表はハイブリッド方式がすっかり定着し、各発表者は短い時間の中で要領よくプレゼンテーションを行い、工夫を凝らしたポスターの前で熱心な質疑応答が繰り返されていました。また、 |
昨年までの分厚い講演集はCDとなり、代わりに薄い講演要旨集が配布されました。この要旨集は遠方からの来場者にとって喜ばれただけでなく、発表内容のチェックにも都合が良く、来場者のアンケートでも好評でした。要旨集と講演集CDはセンターホームページを通じて販売しています。 来年は4年ぶりに京都で開催の予定です。 |