〜 就 任 挨 拶 〜

大林 重信



参与兼事務局長
大林 重信
大林 重信 プロフィール
1950年 兵庫県生まれ
1976年 京都大学大学院工学研究科修士課程(衛生工学
      専攻) 修了
1976年 厚生省入省
      厚生省(水道環境部)、環境庁(水質保全局、環境
      保健部、大気保全局、企画調整局)、水資源開発
      公団等において、環境行政、廃棄物行政等を担当
2002年 大阪湾広域臨海環境整備センター 常務理事
2005年 3月 環境省退職
2005年 4月より現職

  本年4月1日に着任した大林です。このたび社団法人土壌環境センターの会員の皆様とご一緒にお仕事ができますことを大変光栄に存じますとともに、責任の重大さを痛感しております。

  私は、昭和51年に厚生省に入りましたが、最初の仕事は、廃棄物処理法改正に伴う政令等の改正でした。都内で過去に埋め立てられた6価クロムを含む鉱滓が土壌汚染を生じさせ、これが大きな社会問題となったため、法律を改正し、産廃の最終処分場の構造基準や維持管理基準を新たに設けるというものです。つまり、私の社会人としての最初の仕事は、土壌汚染の未然防止対策だったわけです。それから29年経過し、センターで再び土壌汚染に関する仕事に就くこととなりました。

  ところで、当センターは現在約190社の会員を抱えるまでに成長し、またその業種についてみると、建設、プラントメーカー、コンサル、化学分析など多岐にわたっています。土壌汚染問題には会員以外にも金融、不動産などの業種も深く関わっており、この問題が、間口の広い、奥行きの深い問題であることを改めて感じております。

  そして、土壌汚染に関する諸問題の解決のためには、関係する全ての者が、土壌汚染について理解を深めるとともに相互に連携し協力する体制を整備することが重要であります。この意味で、これら関係者の意見や技術等を調整し集約する機関として、センターには会員のみならず国民各層から大きな期待が寄せられているものと思っています。

  私としては、微力ながらもセンターの発展のために誠心誠意取り組む所存でありますので、会員の皆様にはご指導、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。