部会長 川口 知司
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背景と目的 昨年2月に土壌汚染対策法が施行され、土壌汚染対策に関するビジネスは増加の一途を辿りつつあります。当センターに所属する各社の若手技術者にとりましても、実際のフィールドワークを含む土壌汚染対策に携わる機会が増えてきています。しかし、各社の若手技術者同士の技術交流・意見 |
交換を行なう場も当センターのワーキンググループ以外に無く、その機会をもたれることが望まれていました。 こうした背景のもと、 (1)将来の取組むべき技術テーマを若手ならではの視点で考え・提案する。 (2)活動を通して、若手同士の交流・意見交換等による各自の育成・成長をはかる。 以上のことを目的に掲げ、『若手技術者による技術テーマ検討調査部会』が発足致しました。 構成と内容 部会の発足に合わせて、技術委員会委員の皆様に自社の若手技術者を推薦して戴いた結果、現在18名が参加しております。部会活動は、原則1ヶ月に1回の頻度で行なっており、今年度は下記の4項目を部会の活動方針としています。 |
(1)技術テーマの選定・提案 技術テーマの選定と提案にあたっては、下図の計画に基づいて行っています。初めに、部会のメンバー全員から土壌汚染対策に関する技術テーマを募ったところ、30を超えるテーマが集まりました。 現在まで検討内容、背景、得られる効果、及びキーワードの点から計14テーマを選定し、一覧表にまとめました。 |
技術テーマの選定・提案の流れ
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来年度は、これら技術テーマの中から若手部会内で1〜2テーマを選定し、取組んでいく予定です。 (2)部員間の交流 部会開催後には毎回懇親会を催し、日頃の仕事の悩み、意見交換、議論等が活発に行われ、交流がはかられています。 (3)環境省の若手との交流 1月30日に環境省若手と若手部会間での懇談会を行い、(1)汚染土壌の場外処分方法、(2)原位置浄化普及のための課題等の話題を中心に非常に活発で貴重な討議が行われました。 (4)現地視察 3月には技術テーマ案を検討する上での一助とすることを目的に、現地視察に行く予定です。 今後の若手部会のあり方 『若手だからこそ…できる』ということは数多くあると思います。この部会に関して言えば、(1)普段、上司に聞けないような単純な質問、疑問を投げかけられる。(2)企業間の利害に左右されず活発な討論・意見交換が出来る。(3)新鮮で将来性のある技術テーマ選定ができる。のようなことが挙げられます。こうした事柄が実行できる場(部会)としての必要性は非常に高いと思います。また、部会活動を通して、将来を担っていくであろう若手技術者の育成・成長の場となっていけば、その必要性はさらに高まるでしょう。 来年度以降は、更に数多くの若手技術者が参加できるような体制を整え、貴重な若手交流・育成の場としての役割を果たせればと考えています。 |