書　籍　案　内

「土壌汚染対策法に基づく調査及び措置の技術的手法の解説」

　 読者が待ちに待った解説書が発刊された。まずは編集委員会から……。
「発刊に寄せて」
　 解説書は本来法の施行に合わせて発刊の予定で執筆作業をしてまいりましたが、関係各所との調整に意外と手間取り大変遅くなってしまいました。土壌汚染状況調査、措置に関係する皆様には大変ご不便をおかけしたことをお詫びいたします。
　 さて、この解説書作成は、平成13年度にさかのぼる「制度化検討委員会」からこの原型ができ始めました。その時点では中央環境審議会に関係する先生方との意見交換に始まり、徐々に考え方が整理され具体化してきました。その後、平成14年度は環境省からの受託事業として本格的に施行規則のより具体的な解説作りを行ったものです。解説書の内容はできるだけ平易にする努力をいたしましたが、法の厳密な施行ということからまだまだわかりにくいところがあろうかと思います。なにとぞご理解をいただきますようお願いいたします。

　 解説書は、
1．本文（・土壌汚染対策法の概要　・土壌汚染状況調査　・汚染の除去等の措置）
2．参考資料（Appendix1〜12）
3．付属資料（法令集、法、令、規則については三段表も含む）
で構成されています。付属資料は携行性を重視しCD-ROM版となっています。
　 執筆は参加された技術者のノウハウを存分に出していただき、それをさらに技術的に広く受け入れられ、規則との論理的な合理性を持つよう吟味し、書き込むという作業の繰り返しの連続でした。そういう意味で編纂に携わられた方々には大変なご苦労をおかけしました。
　 ご利用される皆様におかれましては是非、本書を十二分にご活用され土壌汚染調査対策事業を円滑に推進されますようお願いいたします。
（編集委員会）
土壌汚染対策法に基づく調査及び措置の技術的手法の解説 監修：環境省
編：（社）土壌環境センター
頒布価格：2,200円
　　　　（税込、送料別）
A４判　286頁
 で完売する勢いであった。
　 座右の友としていつも手元において欲しい一冊であり、周囲の方々へもぜひ紹介して欲しい書であることに間違いはない。
　 頒布に関してはセンターで取り扱っている。詳細はホームページをご覧頂きたい。
　 手にとってまず感じることは「ああ、俺たちのバイブルだ……」。
　 どのページをめくっても問題解決の足掛かりになる情報に満ちている。付属資料が携行性を考慮してCD-ROM版になっているのも嬉しい配慮である。
　 読者の関心も高く、発刊以来の販売実績には驚くものがあり、先日開催された「土壌･地下水浄化技術展」では、用意した500冊が短時間