編 集 後 記


  ごく短い桜の開花期を挟んで、寒い3月から汗ばむ4月へと、季節は晩冬から初夏へ一気に変わってしまった。近年、秋と春を感じることが少なくなった。仕事に追われて季節を感じるゆとりが無くなってしまったということであろうか。
  周りを見渡すと、どうも季節だけではなく、諸事においてメリハリがなくなってきているようである。日本人の中で何かが失われている。かつての輝きをもった星は、今地上にあるという。
  高度成長期以前の自分を取り戻して、自分の足下を見つめ直すことが必要ではなかろうか。輝ける光、あふれる希望、燃えたぎる自信の回復を目指して、「涙そうそう」。
     
(広報分科会 竹村友之)