発 表 者 名
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表 題
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要 約
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伊藤 洋
環境省水環境部
土壌環境課長 |
我が国における土壌環
境に関する課題について |
市街地土壌汚染問題への対策の取組みと土壌環境保全対策の制度の在り方についての検討を推進することである。 |
Harry Vermeulen
オランダ土質管理センター
常務取締役 |
オランダおよび欧州に
おける土壌品質管理の発展 |
土壌品質管理の需給サイドを代表する官民からなる財団がある。費用対効果や汚染技術知識の啓発・伝達、土壌の用途や機能に適した土壌品質を改良し維持するものである。
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Edward S, Alperin
米国ITコーポレーション
副社長 |
米国におけるダイオキ
シン汚染土壌の環境修復 |
ダイオキシン汚染土壌の処理方法や処理技術は単一ではない。各サイト情報に見合う処理方法(焼却、抽出、光分解、安定化/単離、物理化学的工程等)の組合せ技術を開発して注意深く実施している。 |
Manfred Ried
ドイツ ミュンヘン
ビジネスユニット
マネジャー |
ドイツにおける汚染土
壌処理−ダイオキシン
とその他の汚染物質の役割 |
汚染土壌の処理はオフサイト処理とオンサイト処理で行っている。前者は汚染土壌を掘削により取除いて、サイトから離して遠隔処理(物理化学的工程・焼却・安全な場所への保管)する。後者は汚染土壌の表層土を取除いて裏張り(ジオテキスタイルとポリエチレン膜)を施した上で新鮮な土壌で埋め立て汚染物質の移動を防止する。 |
橋爪 伸夫
セイコーエプソン(株)
取締役 |
セイコーエプソンにおけ
る土壌・地下水汚染浄
化への取組と原位置
酸化分解法による揮発性有機化合物の浄化事例 |
10事業所で、土壌ガス吸引、吸引ガス活性炭吸着処理、地下水揚水曝気・揮散処理、汚染土壌掘削処理、バリア井戸の設置や揚水による拡散防止対策を実施した。さらに、米国などで短期浄化手法として注目されている原位置酸化分解法(過マンガン酸カリウム等の酸化剤を使用)を導入して短期間でトリクロロエチレンで汚染された地下水を環境基準値以下まで浄化することができた。 |
柴田 伸幸
名古屋市環境局
公害対策課長 |
名古屋市における化学
分解法による揮発性有
機化合物の浄化事例 |
化学分解法(金属鉄粉と骨材を調合した反応材を汚染帯水層に杭状に充填し、水平方向の地下水の流れや物質拡散によって杭の周囲の汚染地下水を浄化する手法)を用いて浄化実証試験を行い、高濃度のトリクロロエチレンで汚染された地下水の浄化が可能であることが実証できた。この手法は揚水曝気法に比べて浄化設備のスペースや維持管理が不必要な利点がある。 |
パネルディスカッション
司会:今村 聡
(土壌環境センター)
パネリストは上記メンバーによる |
土壌環境の規制の方
向と対策の課題 |
会場からの質問を受ける形で行なわれ、浄化が進められる際の住民側、規制側、汚染原因者の意思決定にいたるプロセス、浄化対策の適正なコストと浄化目標、ダイオキシン対策の我が国の現状等多岐にわたった。
討議のなかで、オランダ、米国、ドイツにおけるものの考え方、コスト意識、日本の現状に対する雑感が垣間見え興味深かった。 |