講習会・セミナー報告

簡易分析技術講習会
  9月28日、仏教伝道会館において簡易分析技術講習会が開催された。この企画は昨年から実施されたものであるが、実習が組み込まれていることもあり人気が非常に高く、会員各社からの参加申し込みが殺到したため10月23日にも追加講習を行い、計49名が聴講した。
 内容としては、安倍氏より測定原理と前処理の重要さの説明を受けた後、協賛メーカーが持参した「多項目型水質測定機器」を使用して、水中の六価クロム、マンガン、鉄、銅の測定と「テストキット」を使用して水中の硝酸性窒素の簡易測定を行った。
 今後、更に複数の汚染物質に対応した形での簡易分析技術講習会などが望まれていることから、センターとしては、順次計画し実施していきたいと考えている。
簡易分析技術講習会

「土壌・地下水汚染に係る調査・対策指針および運用基準」に関する講習会
「土壌・地下水汚染に係る調査・対策指針および運用基準」に関する講習会

11月1日、仏教伝道会館において「土壌・地下水汚染に係る調査・対策指針および運用基準」に関する講習会が開催された。会員各社から82名が参加し、皆熱心に聴講した。
 講習会は、事例を中心とした上で、(1)土壌・地下水汚染の調査やその評価の仕方(前川氏)、(2)浄化対策について(白鳥氏)、(3)「調査・対策指針および運用基準」に対して寄せられた質問および回答(峠氏)、と非常に内容豊富であった。
 この「調査・対策指針および運用基準」は、調査・対策を実施する場合の参考とするものであるが、実際の現場は多種多様であり、実際行う際の不明な点や疑問点に対して活発な質疑応答が交わされた。この講習会により参考になる情報を提供できたと思われる。

実務セミナー

 11月30日、大阪国際交流センターにおいて(社)土壌環境センター主催の「土壌・地下水汚染に係る調査・対策指針及び運用基準」に関する実務セミナーが開催された。当日は、関西を中心に、中国・四国地方から中京地区までの広い地域から約160名の参加を得た。最初に、センター美坂康有常務理事より、自主研究「我が国における土壌汚染対策費用の推定」の講義が行われた。引き続き前川統一郎氏、白鳥寿一氏、峠和男氏により、延べ5時間に及ぶ、事例を中心とした土壌・地下水汚染の調査・対策に関する講義が行われた。長時間にも関わらず参加者は皆さん熱心に聴講され、質疑応答も非常に活発であった。

実務セミナー