平成12年2月22日(火)、名古屋商工会議所において(社)土壌環境センター主催の「土壌・地下水汚染に係る調査・対策指針および運用基準に関する講演会」が開催された。会員各社をはじめ、中部地区の企業などを中心に約250名の参加があり、場内満員の盛況であった。 環境庁水質保全局土壌農薬課柳技官より、指針内容の説明があり、引き続いて指針改定に伴う技術的事例の紹介、さらに「調査・対策指針運用基準」に寄せられた質問についての回答など盛り沢山の内容であった。最後に活発な質疑応答で盛会裡に終了した。 (名古屋会場〉 〈東京会場〉 「土壌汚染」今、企業をとりまく諸問題 平成12年3月10日(金)、国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて(社)土壌環境センター主催の「『土壌汚染』今、企業をとりまく諸問題」に関する講演会が開催された。約230名の参加者全員が熱心に聴講され、土壌浄化が企業運営上の重要課題として大きな関心を寄せられていることが窺えた。 講演会は、環境庁水質保全局土壌農薬課藤倉まなみ課長補佐より、「ダイオキシン類対策特別措置法と土壌汚染対策」と題して、本年1月施行となった同法の要点の解説があった。引き続いて、(株)環境マネジメント研修センター研修部向井常雄部長より、「ISO14000シリーズにおけるEASO規格の位置付けと現状」、ジオ不動産研究所溝渕清彦代表取締役より、「土地取り引きと土壌汚染」土壌環境センター技術委員前川統一郎氏より、「調査手法の実際」と切り口の異なるバラエティに富んだ講演が行われ、3時間20分の講演会が時間不足と感じられる内容であった。当センターでは、平成12年5月26日(土)に大阪において同様の講演会の開催を予定しているが、今回の経験を踏まえ内容をより充実したものとしたい。