発 表 者 名 |
表 題 |
要 約 |
在原 芳人
アジア航測(株) |
地盤環境特性に応じた浄化・修復技術の適用とその経済性に関する問題について |
多くの汚染サイトでは有害物質の使用履歴や地質構造、汚染状況によっては調査地点の密度、対策手法を段階的に選択することが費用軽減上重要な要因である。概況調査段階で環境基準を超過した地点を中心に絞込み調査を行なうことにより要対策面積を縮小でき、調査・対策費用が縮減できた事例の紹介があった。 |
谷口 紳
(株)荏原製作所 |
石油系炭化水素汚染土壌の浄化技術(熱処理、バイオレメディエーション)適用可能性と経済性 |
トリタビリティ試験結果から、熱脱着法とバイオレメディエーション法によれば、汚染土壌1トン当たり前者で5〜10万円、後者で1〜3万円で処理可能である。両法式の特徴を生かしうまく使い分けることにより低コストで確実な浄化を図ることができる。 |
中島 誠
国際航業(株) |
リスク的観点から見た費用対効果に基づく合理的な修復対策の計画について |
我が国全体として環境負荷を低減していくための合理的な修復対策の計画方法として、環境リスクを評価し曝露シナリオの適切な経路を切断し、環境・企業リスクの観点から適切な修復対策方法を選択した上で費用対効果の高い修復対策方法を選択することが肝要である。 |
山本 勇
(社)環境土壌センター |
我が国における土壌汚染対策費用の推定 |
公的な各種産業統計やセンター会員からのアンケート調査・ヒヤリング等の結果から日本全土における土壌汚染調査・浄化対策費用を13.3兆円規模と算定した。 |
Yvo M.M.Veenis
(ヴィーニス)
グランドウオーターテクノロジー |
土壌汚染対処に関するオランダの政策変更:産業への浄化策の影響 |
オランダ政府は、1999年6月に土壌浄化における政府評価に関する公式文書を発表し、政策の大幅な変更を提案した。この変更は浄化の費用効果を向上させるためのものであった。政策変更に伴い産業用地の浄化や汚染土壌の土地利用、埋め戻し、建設プロジェクトへの利用が可能となり費用対効果の大きな成果が期待できる。 |
KevinM.Sullivan
(サリバン)
ITグループ
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汚染サイト浄化の20年―経済面、法律面、規制面での教訓 |
リスク管理においてグレーゾーンを設けて、それを超えたら浄化し、下回ったら無理に費用を掛けずにモニタリングしながら自然浄化的な減衰方法をとることが対投資効果が高く、地球にもやさしいという考え方が生まれつつある。さらに、20年間の経験から(1)発動要件、(2)浄化目標、(3)費用負担の3点を明確にすることの重要性が示された。 |
Joo-Hwa Tay
(鄭 俊華)
ナンヤン工科大学教授
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シンガポールにおける土壌環境工学の現在の展開 |
シンガポールでは新しい環境問題に対処するために、新たな環境汚染管理法が1999年4月1日に制定され、新しい規則の一つとして、土壌汚染の管理と汚染地域の浄化が義務づけられた |
Xiang Liu
(劉 翔)
清華大学助教授 |
中国における土壌・地下水問題 |
中国では、近年都市部以外の各地で土壌・地下水問題が起こってきている。現在、諸外国の汚染調査・浄化技術を取り入れて前向きに取り組んでいる。 |